ビオラ育種家たちの素敵な世界
百合が原緑のセンター大温室では、様々な表情が楽しめるビオラやパンジーの展示・販売会【ビオラ育種家たちの素敵な世界~個性あふれるビオラたち~】が開催されています。
現在、こちらの会場には、著名な育種家がいらっしゃる「サトウ園芸」さん、「花日和」さん、「見元園芸」さん、「フラワーハーツ八ヶ岳」さん、「ゲブラナガトヨ」さんなどのビオラやパンジーが約40種類以上展示・販売されています。
会場中央にはそれぞれの育種家のみなさんの代表作や新作の紹介ボード、
それぞれの花苗を使った寄せ植えなどの作品を展示しています。
育種って?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
「育種」とは、新しい花を創り出すこと。様々なビオラを交配することで新しい園芸品種を作り出すのですが、一つの園芸種を創り出すのには十数年以上かかることもあります。苦労の末に創り出されたビオラやパンジーたちは、色や形が変化に富み一つとして同じものはありません。
サトウ園芸さんからはヌーヴェルヴァーグ アクアレール(2021年秋の作品)やパステル調優しい色合いのパンジー ローブドゥアントワネット。昨年の秋発売されたばかりのパンジー クレール・ドゥ・リュンヌやヌーヴェルヴァーグ ラピスラズリなど、流通数の少なく希少な花苗も今回入荷しています。
見元園芸さんはウサギ型のビオラが有名。そのほかに動物たちの名前がついた可愛らしいビオラが人気です。昨年販売されたばかりのビオラ よくばりプンクは、食いしん坊なリスをイメージしたラベンダーカラーのビオラです。ライトブルーとクリームイエローの爽やかな色合いのビオラ クリームソーダなども並びます。
育種が始まったのは20世紀初頭。原種のビオラ トリコロルを使い、イギリス貴族が庭師のトリプトンに命じて作らせたのが始まりといわれています。
それから長い期間をかけて美しい変化を遂げていったビオラやパンジー。当時は想像もしていなかったことでしょう。
ただ、「雪が多く寒さが厳しい北海道では、この時期にパンジーやビオラを購入しても直ぐにダメにしてしまうのでは…?」と心配される方も多いと思います。実は、こちらで展示・販売されるパンジーやビオラの中には、耐寒性-12度というビオラもあり、玄関フード内で育て楽しむことができます。
また、屋外で楽しみたい場合は、秋のうちにしっかり根を張らせ、雪が降ったのちは花を摘み雪の下で春を待たせます。そうすることで春に再びこのビオラたちを楽しめるそうです。
ガーデンショップスタッフが、みなさんのご自宅の環境にあった冬越しの方法などのご相談にも対応しています。ぜひお声がけください。
※会場では寄せ植えやハンギングバスケットなどの作品も展示しています。ぜひお家で楽しまれる参考になさってください。
【ビオラ育種家たちの素敵な世界~個性あふれるビオラたち~】
開催期間:2023年11月14日 火曜日から12月28日 木曜日まで
開催時間:8時45分から17時15分
休館日:月曜日 ※月曜祝日の場合、翌平日休館日
観覧料:高校生以上130円 ※65歳以上の方、障がいのある方は証明書等提示で無料
入荷される花苗情報などは、ガーデンショップ080-1978-0536までお問い合わせください。