展示会「札幌軟石と多肉植物の響演」開催中
展示会「札幌軟石と多肉植物の響演」を、百合が原緑のセンターにて7月26日(日)まで開催中です。札幌軟石によって作られた鉢に、様々な多肉植物を植えて展示します。札幌軟石を使って雑貨の制作・販売などを行っている『軟石や』さんのご協力により初開催となる展示会です。
石造りの倉庫や倉、洋風建築となり札幌の都市の歴史を支えてきた札幌軟石。
その歴史を説明パネルでご紹介しています。
札幌軟石の表情豊かな質感が、多肉植物のユニークな形とよく合います。
鉢を近くで見ると、ノミで削った後や、
火山灰が圧縮された溶結凝灰岩であることを感じさせる跡が見えます。
展示する植物は、ベンケイソウ科、トウダイグサ科、マンネングサ科などの約30種類です。
寒さに強く屋外で冬越しするものも多くあります。
センピルビウム(ベンケイソウ科センペルビウム属)を、
今回は軟石の鉢にこのように飾りました。
百合が原公園のロックガーデンではこのように、密集して育っています。
花芽が出る株は花とともに枯れてしまいますが、その周りの株が残り、新しい株を増やします。
多肉植物を、小さな家と通りのある連続したジオラマに仕立てたコーナーもあります。
制作はMignon Marche(ミニョン マルシェ)さんです。
小さな妖精が遊ぶ庭のような、可愛らしい空間を多肉植物で演出しています。
多肉植物と札幌軟石の、コラボレーションを楽しみながら、札幌の創成に縁が深い【札幌軟石】について親しんでいただける展示会です。
ぜひ、会場でご覧ください。
「軟石や」さんホームページはこちらから
http://212a-a.jimdo.com/
◆札幌軟石と多肉植物の響演
7月14日(火)から7月26日(日)まで(期間中休館日:7月21日(火))
8時45分から17時15分まで
百合が原緑のセンター小温室にて開催中
入場料:高校生以上130円
※65歳以上は年齢を確認できる身分証、障がいのある方は身障者手帳を提示で無料
◆同時展示
大温室では、ゼラニウム、
中温室では、フクシアをご覧いただけます。
中温室より
フクシア ‘ピー ウィー ローズ’
名前の通り、可愛らしい印象の花です。
フクシア ‘ウェディング ベルズ’
きちんと巻かれた紫の花弁が、咲くにつれて少しだけほどけてくるようです。
チリで発見された フクシア マゼラニカ
寒さに強く、蜜を持ちます。
フクシアの蜜は、ハチドリに好まれるそうです。
大温室より
春から夏の時期にだけ咲くゼラニウムのグループ、
「リーガル ゼラニウム」
リーガルは、王者のような立派さを形容して付けられた名前です。
ゼラニウム ’マダム ノニン’
バラのような香りです。
ゼラニウム ’プリンス オブ オレンジ’
オレンジのような香りです。
花は地味だけれども香りを楽しめるゼラニウムのグループは
「センテッド ゼラニウム」と呼ばれます。
緑のセンター・温室を、ごゆっくりお楽しみください。