百合が原公園 椿開花しています
真冬の寒さの中、降雪は少なく、百合が原緑のセンターは新年からたくさんのお客様が、緑と花を求めて来園されています。大温室では早咲きのツバキ、サザンカが見ごろを迎えています。
冬の花としておなじみのツバキは、
愛好家により多彩な園芸品種が作られています。
まずご紹介するのはこちらです。
’天倫寺月光’
ツバキの文様でよく見る、お馴染みの色、形。
紅色で白い芯、盃のような開き切らない形です。
花はとても小さく2cmほど。
雄しべの退化したツバキ(ワビ芯ツバキ)です。
島根県松江市内の天倫寺に植えられているヤブツバキの枝変わり
として、1970年、遠藤剛一により発表されたそうです。
背丈の小さい鉢植えです。
次にご紹介するのは、
’紫式部’
藤色がかった桃色の花で、大きめ、半八重です。
愛知県の稲沢のナーサリーの
1986-1987年のカタログに発表された園芸品種であると、
国際ツバキ協会に登記されています。
すらりと縦長の枝振り。
咲きかけの蕾
今が見頃の早咲きのツバキをどうぞお楽しみください。
■百合が原緑のセンター
開館時間:8:45~17:15
休館日 :月曜日 ※祝日の場合は、翌平日が休み
温室入館料:高校生以上130円 ※ただし、65歳以上の方、障がいのある方は証明書等の提示で無料
■展示中植物
葉ボタン(アレンジ1 富士山。白い山頂から濃い色の裾野まで移り変わる色を葉ボタンで表現。
アレンジ2 パンジーとの寄せ植えや丸いボール状の吊り鉢)
柑橘類の実(ほとんどが色付き、展示室内にさわやかな香りが感じられます。)
そのほか、アザレア、ギンヨウアカシア鉢植え、ストロベリーグァバの実、シクラメンなど
(参考資料)
日本ツバキ協会著『日本ツバキ図鑑』2010年誠文堂新光社
The International Camellia Register,http://www.internationalcamellia.org/international-camellia-register(2016年1月8日アクセス)