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2016/01/12

百合が原公園 椿開花しています

真冬の寒さの中、降雪は少なく、百合が原緑のセンターは新年からたくさんのお客様が、緑と花を求めて来園されています。大温室では早咲きのツバキ、サザンカが見ごろを迎えています。

冬の花としておなじみのツバキは、

愛好家により多彩な園芸品種が作られています。

 

まずご紹介するのはこちらです。

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’天倫寺月光’

ツバキの文様でよく見る、お馴染みの色、形。

紅色で白い芯、盃のような開き切らない形です。

花はとても小さく2cmほど。

雄しべの退化したツバキ(ワビ芯ツバキ)です。

島根県松江市内の天倫寺に植えられているヤブツバキの枝変わり

として、1970年、遠藤剛一により発表されたそうです。

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背丈の小さい鉢植えです。

 

次にご紹介するのは、

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’紫式部’

藤色がかった桃色の花で、大きめ、半八重です。

愛知県の稲沢のナーサリーの

1986-1987年のカタログに発表された園芸品種であると、

国際ツバキ協会に登記されています。

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すらりと縦長の枝振り。

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咲きかけの蕾

 

今が見頃の早咲きのツバキをどうぞお楽しみください。

 

■百合が原緑のセンター

開館時間:8:45~17:15
休館日 :月曜日 ※祝日の場合は、翌平日が休み
温室入館料:高校生以上130円 ※ただし、65歳以上の方、障がいのある方は証明書等の提示で無料

 

■展示中植物

葉ボタン(アレンジ1 富士山。白い山頂から濃い色の裾野まで移り変わる色を葉ボタンで表現。

アレンジ2 パンジーとの寄せ植えや丸いボール状の吊り鉢)

柑橘類の実(ほとんどが色付き、展示室内にさわやかな香りが感じられます。)

そのほか、アザレア、ギンヨウアカシア鉢植え、ストロベリーグァバの実、シクラメンなど

 

(参考資料)

日本ツバキ協会著『日本ツバキ図鑑』2010年誠文堂新光社

The International Camellia Register,http://www.internationalcamellia.org/international-camellia-register(2016年1月8日アクセス)


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