春の気配
昨日は肌寒い風が気になる一日でしたが、今朝は一転、屋外も暖かく気持ちよく過ごせそうな日和となりましたね。百合が原公園の植物も暖かな日差しを浴びて、元気に開花しています。
まずこちらは百合が原緑のセンターの横にある花木園で開花中のクロッカスの様子です。
クロッカス(アヤメ科サフラン属)
クロッカスの6枚の花びらは、日差しを浴びて気温が高くなると開き、曇りの日や気温が低い日、夕方以降など花びらを閉じるしまう植物です。花色は黄色や白、紫や網目状に模様が入る絞り咲きもあります。
へレボルス オリエンタリス(キンポウゲ科へレボルス属)
クリスマス時期に開花するヘレボルス ニゲルのことをクリスマスローズと呼ばれますが、春先に開花するへレボルス オリエンタリスも含めてクリスマスローズと呼ばれることが多いです。
花木園のクリスマスローズはまもなく開花となりそうです。
ロックガーデンのクリスマスローズ(へレボルス ニゲル)はすでに開花中です。
こちらは同じロックガーデン内で開花している春の花、キバナセツブンソウとシクラメンコウムです。
キバナセツブンソウ(キンポウゲ科セツブンソウ属)
キバナセツブンソウは、ヨーロッパや中央アジア原産のキンポウゲ科セツブンソウ属の植物です。日本のセツブンソウもこの仲間です。キバナセツブンソウは早春に黄色の美しい花が咲きます。
シクラメン コウム(サクラソウ科シクラメン属)
シクラメン コウムはシクラメンの原種で、トルコ、イスラエル、シリア、レバノンに分布します。草丈5cm程度と小さく、白やピンク、紫色の小さな花をたくさん咲かせる可愛らしい植物です。
「世界の百合広場」の藤棚付近では、マンサクも満開です。
マンサク(マンサク科マンサク属)
先に開花していた中国原産のシナマンサクと同じマンサク科マンサク属の植物ですが、こちらのマンサクは若干開花が遅く日本固有種となります。
百合が原公園内では春の訪れがあちらこちらから聞こえてきています。お家で過ごすことが多い方みなさまにもこちらのホームページで、植物の様子をご紹介していきますね。