開花情報

全国的に残暑が厳しく、本日も30度を超えている地域が多くあるようです。十分な水分補給や適度な休息に気を配りながら、過ごされている方も多いと思います。

百合が原公園「世界の百合広場」で、植栽されているユリでは最後となる種類が開花しました。

ユリ　‘うちだかのこ’（ユリ科　ユリ属）

カノコユリの選抜品種。濃桃色に白い覆輪が入った大輪花で、耐病性に優れています。

 

シロカノコユリ（ユリ科　ユリ属）

シマカノコユリの選抜品種。花は白く花弁に鹿の子模様の斑点があります。

これらのユリがお楽しみいただけるのも今週末くらいかと思います。6月下旬から約2か月間続いたユリの季節もいよいよ終わりを迎えます。

 

また、百合が原公園内のヒースガーデンではエリカ、カルーナが咲き始めています。

ヒースガーデンは、百合が原緑のセンター温室の裏手にある、周りが針葉樹で囲まれた静かなエリアです。ピンクや黄緑色といったエリカやカルーナが植えられており、ゆっくりと公園散策を楽しめます。

 

エリカ　ワガンス　‘ミセス D.F. マックスウェル’（ツツジ科　エリカ属）

 

カルーナ ヴルガリス　‘シルバーナイト’（ツツジ科　ギョリュウモドキ属）

エリカとカルーナは同じツツジ科の植物です。枝に小さな花がびっしりと可愛らしい花が咲きます。

ただ属が異なるため、エリカは花弁が大きく目立つのに対し、カルーナは花弁が小さく、その代わり萼が大きく色づいて花弁のように見えるのが特徴です。

 

夏から秋に向かう公園内は、このほかにもダリアやムクゲなども楽しめます。

残暑で日中の散策は厳しい日もありますが、暑さも落ち着き気候の良い日には、ぜひ百合が原公園で様々な美しい植物をご覧になりませんか？みなさまのお越しをお待ちしております。

【百合が原公園】

料金：無料（有料施設は除く）

開園日時：終日入園可（但し、有料施設は除く。無料駐車場は6時00分から20時00分まで開放）