緑のセンター開花情報
昨日までの暖かさが嘘のように、今朝は積雪のあった地域も出たようです。百合が原公園でも午前中、短い間ですが雪が降っていました。いよいよ冬将軍もやってきそうな勢いですね。百合が原緑のセンター温室では、鉢物の柑橘系植物が展示されていました。
キンカン(ミカン科 キンカン属)
大温室に入って左手側には、小さな実をつけたキンカンの鉢が並んでいました。まだ緑色の実が多い中、黄色に色付くキンカンも発見!柑橘系の中で、最も栄養価が高いと言われているキンカン。樹も矮性で枝葉や果実が小さく美しいので庭木や盆栽など観賞用とされることも多いです。
シークヮーサー(ミカン科 ミカン属)
琉球諸島や台湾に自生せているシークヮーサーは、沖縄ではレモンの代わりに果汁を飲料や調味料として利用されています。指の程の大きさです。
晩白柚(ミカン科 ミカン属)
晩白柚は果実が巨大で皮も厚く、直径20センチ重さ2キログラムにもなり、最近は店頭でも目にするようになりました。現在は手のひらにおさまるほどですが、温室の晩白柚は今後どのくらい大きくなっていくのか楽しみです。
獅子ユズ(ミカン科 ミカン属)
名にユズとついていますが、ユズとは別品種でブンタンの仲間です。ゴツゴツとしたその見た目から観賞用に栽培されていることが多いのですが、食用のほか、鬼ユズとも呼ばれていることから邪気を払う冬至のユズ湯として利用されることもあるようです。
このほかに、大温室ではツバキやサザンカなども開花中です。
サザンカ系 ‘朝倉’(ツバキ科 ツバキ属)
サザンカ系 ‘有希’(ツバキ科 ツバキ属)
チャ(ツバキ科 ツバキ属)
北海道の屋外では、この時期朝夕の寒さも厳しくなり、花の彩りも少なくなっていきますが、百合が原緑のセンター温室では柑橘系の植物のほか、ツバキやサザンカなどの植物を楽しめる時期となっていきます。また11月8日(日曜日)までは【秋のサルビア展】も開催中です。
サルビア展会場の様子
雨の日や雪の日もゆっくりと四季折々の植物が楽しめる、百合が原緑のセンター温室で、季節の植物観察を楽しんでみませんか?
【百合が原緑のセンター温室】
開館時間:8時45分から17時15分
休館日:月曜日(月曜祝日の場合、翌平日休館)
料金:高校生以上130円※中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書提示で無料
※温室内は、植物にあった溫度設定にしております。暖かい格好でお越しください。
※館内に入られる際は手指の消毒とマスクの着用にご協力ください。