ユリ情報（7月3日）

先週末、開花をお知らせしていたリーガルリリーやマドンナリリーは、この週末の間にこんなに咲き進み、見頃を迎えています。

リーガルリリーの大群落

マドンナリリー‘カスケード’

公園内に植栽されているユリの中には、なかなか普段はご覧いただけない原種のほか、北海道や日本国内で作出された園芸品種も多く植栽されています。公園南側の藤棚前にある桂の生垣内では、北海道で作出された園芸品種が開花しています。

　

　

北海道で作出されたユリは強健で育てやすい種類が多く庭植えに向くユリとして人気がありました。ただ、現在は流通していない品種が多く、百合が原公園だけが保有している品種も多くなっています。日本人によって作り出されたユリの魅力にも、ぜひ触れて感じていただけたら嬉しく思います。

緑のセンターにて開催されている【ユリ展】は、まさに北海道や日本人によって作出されたユリをメインの展示されています。本日は休館日のため、展示品の入れ替えを行い、会場にはユリ協会会員のみなさんや、過去のユリ講習会に参加された一般の方が交配して生まれた新しいユリなどが展示されました。

アジアティックハイブリッド ‘ナミ’

ユリ ‘ピリカ’

アジアティックハイブリッド ‘ドリーム’

　

新種のため、まだ名のついていないユリもありますが、それぞれの個性ある花姿がお楽しみいただけるかと思います。

 

実は、現在ご自身でユリの交配や種子まきを行い、ユリを造り出す講習会の参加者を募集しています。

百合が原公園で通常開催している講習会とは異なり、7月8日土曜日に「ユリの交配」、10月21日土曜日には「ユリの種子まき」を行う、2回1セットの講習会となります。

1回目の「ユリの交配」では、複数種類のアジアティックハイブリッドの組み合わせから、生まれてくるだろうユリを想像ながら交配します。

果たして種ができるだろうか？どのようなユリが誕生するんだろうか？といろいろ想像しながら、楽しく講習に参加してご自身の新たなユリを造ってみませんか？

 

【世界の百合広場】の中央花壇では、ボリュームがあり華やかさのある色合いの白いユリが次々に開花をはじめ、それを追いかけるように赤いユリも開花を始めています。

　

今後も咲き進むそれぞれのユリたちの開花や見頃の情報は、こまめにご紹介してまいります。どうぞお楽しみに！

【ユリ展～原種をはじめとしたユリの紹介～】

開催期間：2023年6月27日火曜日から7月17日月曜祝日

開催場所：百合が原緑のセンター　小温室

【緑のセンター】

会館時間：8時45分から17時15分

入館料：高校生以上130円　※中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書提示で無料

休館日：月曜（月曜祝日の場合は、翌平日休館）

【ユリ講習会】

開催日時：1回目2023年7月8日土曜日、2回目10月21日土曜日　いずれも13時30分から15時まで

参加料：各500円

定員：各20名