冷え込む朝にシモバシラ
最低気温がマイナスとなることが増えて、通勤通学の際はマフラーや手袋が手放せなくなってきましたね。現在は暖かい日差しのおかげで、公園ではウォーキングや外遊びを楽しむ子ども達の姿も増えてきました。
今朝、百合が原公園のロックガーデンでは、植物の株もとに氷の花のような霜柱ができていました。
シモバシラ(シソ科 シモバシラ属)、今朝9時頃の様子です。
シモバシラは、秋に白い穂状の花をつける多年草です(9月中旬の様子)。
晩秋になると根以外は枯れてしまい、生き残っている根によって吸い上げられた水分が厳寒時に膨張し、冬枯れした茎の裂け目からはみ出し、冷たい空気に触れることで氷の結晶を作ります。
株もとに霜柱ができるのは寒さの厳しい朝に起こる現象ですが、雨や雪の降る日にはご覧いただけないため、雪が降り積もるまでの限られた期間のみ観賞することができます。
株元の霜柱は、それぞれ異なった表情が楽しめ、気温が高くなる時間帯には融けてしまい見ることができません。
シモバシラは、百合が原緑のセンターの奥手にあるロックガーデン内の右に向かう園路を進み
右手に見えてくる池の奥に植栽しています。
雪深い北海道において、限られた期間のみ楽しめる霜柱。寒さ厳しい日が今後は続いていきますが、公園内の散策やウォーキング時に、氷の花のように見えるシモバシラの霜柱を楽しんで観察してみませんか?
12月12日日曜日までは【クリスマスディスプレイ展】が緑のセンター中温室にて開催中、大温室ではツバキやサザンカなどが続々と開花し見頃を迎えていきます。
【百合が原公園】
料金:無料(有料施設は除く)
開園日時:終日入園可(P2駐車場のみ開放中)
【百合が原緑のセンター温室】
開館時間:8時45分から17時15分
休館日:月曜日(月曜祝日の場合、翌平日休館)
料金:高校生以上130円※中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書提示で無料
※温室内は、植物にあった溫度設定にしております。暖かい格好でお越しください。
【百合が原公園管理事務所よりお知らせ】
施設のご利用、ウォーキングやペットを連れての公園内の散歩などでお越しのみなさま、手洗いや手指の消毒、周りの方とのソーシャルディスタンスを保つなど、基本的な感染予防対策の取り組みへのご協力をお願いいたします。