2022/11/01
冬支度、着々と
10月30日日曜日で今年度の営業が終了したリリートレインと百合が原公園のレストラン。四季折々の植物が楽しめた屋外花壇も冬支度のため日々風景が変化しています。
緑のセンター温室横にあるボーダーガーデンでは、植物の茎刈が始まりました。
こちらの花壇は、約300種類もの宿根草を開花時期や花色、形態(姿形)によって組み合わせて植栽し、春から秋遅くまで色彩豊かな様子が楽しむことができます。
地上部にある葉や茎は枯れてしまうので刈り込んでしまい、今後、根や土を寒さから守るため、上に腐葉土などでマルチングをしていきます。
こちらは何の作業か分かりますか?
芋のように見えますが、実はダリアの球根なんです。先月まで秋の公園を美しく彩ってくれていたダリアですが、寒さの厳しい北海道の屋外では越冬することができません。
百合が原公園では、例年、初霜が降りる前の10月中旬から下旬に球根の堀上を行っています。
掘り上げた球根は、傷んでいるものを丁寧に取り除いたり、大きく成長した球根は分球をして、来年また豪華なダリアが咲いてくれるよう大切に貯蔵していきます。
こちらの花壇では重機を使って作業が行われていました。
こちらは「世界の百合広場」内で、今年3,000本ものリーガルリリーが楽しめた花壇です。リーガルリリーは中国四川省の標高800~2,500mに自生しているユリです。1903年に中国四川省のミン渓谷で発見された群生地の光景をモチーフにしています。
こちらの花壇にある景石(庭や景観を整えるため設置されている石)の位置を少しずらし、さらに間近で迫力あるユリを観賞いただけるよう整形中です。
作業の合間には周辺のフジヅルの剪定も行う作業員のみなさん。公園内の冬支度はまだまだ続きます。