開花情報(青いケシ、フジ、アヤメ、ヒメウツギなど)
久しぶりに雲ひとつないような晴天に恵まれたこの週末。百合が原公園の【世界の庭園】ではヒマラヤの青いケシが開花しました。
メコノプシス・ホリドゥラ(ケシ科 メコノプシス属)
メコノプシスはケシ科メコノプシス属の植物で、ヒマラヤ、ネパール、ブータン、西ヨーロッパ、中央アジアなどの高山地帯の標高3000~5000m地帯に分布する植物です。
百合が原公園では、北国である札幌の冷涼な気候を活かして栽培していますが、暑さに弱く、低地ではなかなか見ることのできない植物のひとつです。そのため、今年度は樹林の木陰となる場所に花壇を移動しました(付近には看板を設置しています)。
現在開花しているメコノプシス・ホリドゥラは、蕾や葉に多くの棘を持つ種類で、ブータンの国花に指定されています。
同じ花壇では、メコノプシス・ベトニキフォリアとメコノプシス・グランディスも植栽されています。
札幌市内では、なかなか観賞することのできない珍しい植物です。今後もそれぞれの開花の様子もお知らせしていきます!
また、日本庭園から瀋芳園へと向かう園路にあるグリーントンネルでは風に揺れやわらかな香りも楽しめるフジや、瀋芳園のアヤメ、ポートランドガーデンのヒメウツギなどもおススメです。
日本庭園と瀋芳園を結ぶフジのトンネル
シベリアアヤメ
見頃を迎えているヒメウツギ
多くのみなさまに気分転換や、体力維持のために百合が原公園をご利用いただいています。季節を彩る植物もぜひお楽しみください。
【世界の庭園】
開園期間:令和3年4月24日土曜日から11月3日水曜祝日まで(期間中無休)
開園時間:8時45分から17時15分(入園は16時45分まで)
入園料:高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書等提示で無料
【百合が原公園管理事務所よりお知らせ】
新型コロナウイルスの感染拡大防止の緊急事態宣言に伴い、緑のセンター温室(緑の相談業務も含む)、リリートレイン、パークゴルフ場、ゲートボール場、レストラン(テイクアウトコーナーは営業中)は閉鎖しております。。
なお、その他の施設や屋外については引き続き開放しております。ウォーキングやペットを連れての散歩などでご利用いただけます。ご利用されます皆様におかれましては、手洗いや手指の消毒、周りの方とのソーシャルディスタンスを保つなど、基本的な感染予防対策の取り組みへのご協力をお願いいたします。