百合が原公園開花情報(7月24日)
こんにちは!今朝は小雨が少し降っていましたが、現在は曇り空。穏やかな風も時折吹いているので、気持ちよく園内を散策できる日和となっています。
本日は百合が原公園の【世界の百合広場】で、開花を始めた遅咲きのユリの開花情報からご紹介していきます。
キバナキカノコユリ(ユリ科 ユリ属)
1925年頃にアメリカ マサチューセッツ州のメルローズで発見されたキバナキカノコユリは、中国の福建省西北部や四川省東南部などの標高700から1,000メートルに自生するキカノコユリの変種です。レモンイエローの花色がまぶしいユリで、例年であればオレンジ色のキカノコユリと同じ時期に開花していますが、今年度はキバナキカノコユリの開花の方が早かったようです。
キカノコユリの蕾もオレンジに色づき始めているので、今月中には開花のお知らせができそうですよ。
続いて公園南側にある藤棚前のユリ花壇では、オリエンペットハイブリッドのユリ ‘シルクロード’が開花中です。
オリエンペットハイブリッドとは、美しい花色の大輪で香りも楽しめるオリエンタル系のユリと、背が高く色鮮やかなトランペット咲き品種を交配したユリの種類です。
こちらの‘シルクロード’は、例年「世界の庭園」内の中国庭園「瀋芳園」からドイツの庭園「ムンヒュナーガーデン」に向かう園路に植栽され、リリートレインが「世界の庭園」内を通過する車窓からも楽しむことができるユリでした。「世界の庭園」の‘シルクロード’も開花しているのか確認に早速向かうと…。
こちらの花壇でも‘シルクロード’は開花を始めていました!またその奥ではリリートレインに乗車していないとみることができないユリ ‘茜’も開花していました。
遅咲きのユリが「世界の百合広場」などで少しづつ咲き始めてきましたが、例年問い合わせが多い「ユリの女王」‘カサブランカ’は、今年4か所の花壇に植栽しており、4か所とも開花は8月以降となりそうです。
ただ、本日までの開催となりました「ガーデンフェスタ北海道2022」の開催に併せて、緑のセンター温室前の花壇に今年度植栽した‘カサブランカ’が、本日豪華に咲き始めていました。
こちらの花壇は「ガーデンフェスタ北海道2022」が終了後もご覧いただけますので、お越しの際は艶のある花色が美しい‘カサブランカ’の開花をお楽しみください。
このほか、「世界の庭園」内では50種類以上のアジサイが楽しめるアジサイコレクションや、モフモフの柔らかい色合いが目にも楽しいスモークツリー。
ギボウシやスイレン、ジニアなども楽しめています。
花々の見どころが溢れる百合が原公園には、子ども達に人気の遊具広場や芝生広場、園内を周遊するリリートレインなどもあります。ぜひご家族やお友達同士でお越しください!
【百合が原公園】
場所:百合が原公園「世界の百合広場」「遊具広場」「芝生広場」
料金:無料(有料施設は除く)
開園日時:終日入園可(但し、有料施設は除く)
駐車場:P1、P2、P3駐車場はいずれも開放中(無料)
【世界の庭園】
札幌市の3つの姉妹都市(瀋陽、ポートランド、ミュンヘン)と日本庭園で構成された施設
営業日:4月23日土曜日から11月3日木曜祝日まで毎日営業
開園時間:8時45分から17時15分(入園は16時45分まで)
入園料:高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上の方、障がいのある方は証明書等の提示で無料
【リリートレイン】
公園内1周1.2キロメートルを約12分間かけてゆっくりと一周します。四季折々の花壇を車窓から楽しむことができます。
営業日:4月23日土曜日から営業開始、10月30日日曜日まで
営業時間:7月と8月は始発10時00分、最終15時30分または15時40分(平日は30分間隔、日曜祝日は20分間隔で発車)
乗車料:小学生以上1回360円 ※未就学児、65歳以上の方、障がいのある方は証明書等提示で無料