【サクラソウ美術館】開催のお知らせと園内のサクラ開花情報
雨、雪、風と気温がなかなか上がらない北海道内。本日も午前中に何度か通り雨が降っていました。ぽかぽかと温かな日和が待ち遠しくなりますね。
さて、百合が原公園の春の展示会第2弾【サクラソウ美術館~日本や欧米のサクラソウの展示~】が、いよいよ明日から開催となります。
サクラソウとはサクラソウ科サクラソウ属の多年性植物です。日本では、室町時代にサクラソウの野生種の栽培と観賞が京都の宮廷文化で始まりました。その後、江戸時代に沢山の園芸品種が作り出され、今もなお、古典園芸植物として多くの方に愛され親しまれています。
江戸の町でサクラソウが大ブームを巻き起こしていたのと同じ頃、英国ではヨーロッパ・アルプスの高山に生息するサクラソウの仲間、プリムラ・オーリキュラの品種改良が進んでいました。
‛プリムラの宝石’と言われるオーリキュラは、円環を描くような整った花形と独特の色合いで高級なアート作品を思わせます。
こちらの展示会では、江戸時代に考案された専用の飾り台『桜草花壇』でサクラソウの魅力を最大限に引き出します。また、オーリキュラの美しさはステージ風飾りや額縁風の展示スタイルでご紹介します。
今回開催10回目となる【サクラソウ美術館】では、期間中サクラソウ約190種類、オーリキュラは62種類展示し、会場内に変化を持たせるため、鉢の入れ替えも予定しています。和・洋それぞれのサクラソウの世界をぜひ会場でじっくりとお楽しみください。
では、最後に百合が原公園のサクラの開花情報です。こちらは先週末に開花をお知らせをしていましたチシマザクラの様子です。
まったく気温が上がらない週末でしたが、一気に見ごろを迎えていました。
リリートレイン駅舎からほど近いシデコブシ横のサクラも続々と開花していました。
p1駐車場付近のソメイヨシノはというと…。
蕾が開き始めていました。
寒い寒いと震えていても、屋外の植物たちは春を知らせてくれています。お近くにお越しの際は、明日から開催されます【サクラソウ美術館】や、公園内のサクラたちを愛でに百合が原公園へもぜひお立ち寄りくださいね。みなさまのお越しをお待ちしています。
【サクラソウ美術館~日本や欧米のサクラソウの展示~】
開催期間:2023年4月25日火曜日から5月7日日曜日まで
開催会場:百合が原緑のセンター中温室
【百合が原緑のセンター】
開館時間:8時45分から17時15分
観覧料:高校生以上130円※中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書等提示で無料
休館日:毎週月曜※月曜祝日の場合は翌平日休館
【百合が原公園】
場所:百合が原公園「世界の百合広場」
料金:無料(有料施設は除く)
開園日時:終日入園可(但し、有料施設は除く)
駐車場:P1、P2、P3駐車場、すべて開放中です。ぜひご利用ください。
≪お知らせ≫
百合が原公園公式のインスタグラムを4月より開設しました。みなさまどうぞよろしくお願いいたします。