今週のボランティア活動(ミモザさん)
今朝はうっすらと雪が降っていましたが、日中はホッとするようなあたたかい日差しが楽しめる時間帯もありました。日増しに寒さや雪対策が気がかりになってくるこの時期でも、毎週火曜日と金曜日にボランティア活動をしてくださっているミモザのみなさん。今週は年明けのイベントの準備や植物の管理などで大忙しです。
前回の13日火曜日には、年明け1月14日土曜日に開催予定の「冬のまちにスノーキャンドルの灯をともそう!2023」の準備に取りかかっていました。
こちらのイベントは、冬の公園を活用して、冬の災害について考える、地域のコミュニケーションを深める、というコンセプトのもと、札幌市内各所で開催される催しで、百合が原公園も参加しています。
園内の植物を押し花にして氷の中にとじ込めた「氷板」を制作していきます。
緑のセンター前に設置された氷板は、キャンドルの灯に照らされると暖かな色合いの植物たちが浮かび上がり、辺りは幻想的な空間へと変化していきます。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、昨年と一昨年は開催を中止していたため、今年度は3年ぶりの開催となります。今回はどのような植物を使った氷板が完成するのか、今から楽しみになってきますね。
また、本日の活動では大変珍しい植物「ヒマラヤの青いケシ」の播種も行いました。
今年開花したメコノプシス ベトニキフォリアとメコノプシス ホリドゥラ。秋にそれぞれの種を保存しておき、こちらを今回播種しました。1、2ミリほどの小さな種を、丁寧に植えていくミモザのみなさんは、この中から少しでも多くの株が大きく育ってくれることを願いながら作業されていました。
今年はどちらも6月上旬頃に【世界の庭園】内の花壇で開花していたヒマラヤの青いケシですが、暑さに弱く、低地ではなかなかご覧いただけない植物の1つのため、百合が原公園では北国である札幌の冷涼な気候を活かしつつ、涼し気な木陰や適度な日光を与えてくれる花壇で栽培し、来園されるみなさんにご覧いただいています。
育苗用のコンテナーに播種したので、湿らせた新聞紙で保湿し蓋をかぶせて保温もしておきます。早ければ年明けには芽を出し始めるとのこと。
これから日々寒さや雪の多さに苦労することが多い時期になりますが、冬のこの時期だからこそ楽しめるイベントや春を迎えてから楽しめる植物の準備など、ボランティアのみなさんにはお手伝いいただき感謝しかありません。まだまだみなさんのお力やお知恵をお借りしつつ、この冬も乗り切っていけたらと思っています。
ボランティアのみなさん、今週もお疲れさまでした!